TOEICと簿記の資格
もしも自身に高度な会話能力があったとしても、書類の段階ですぐにチェックできるTOEICの点数欄が空欄であったならば、面接官はあなたを見落としてしまう可能性もあるのです。
何しろ膨大な数の応募者の書類をチェックするのですから、いちいち一人一人の自己紹介欄を読んでいる暇もないかもしれません。
最初の段階ではとにかくTOEIC700点以上の者を書類審査で合格させるという規準にしようと、その上司から言われていたら、チェックする担当者はこのTOEICの点数記載欄のみをチェックして合否を分別することでしょう。
面接までこぎつけて、実際に英会話面接などがあった際に、実際経験豊富な人は会話においても流暢に対応できるでしょう。
しかし、机上のスキルのみの方は面接官の質問にあたふたしてしまうかもしれません。
多くの場合、仕事上でもし英語でのみしか意思疎通をはかれない顧客などと会話をしなければならない職種であれば当然、会話力も必要となってきます。
いかし、多くの外資系事務職などの場合には文書作成や、ヒアリング能力に長けていれば、仕事を処理することが殆どの場合可能です。
ただ面接で流暢に英会話ができれば、当然文書作成、ヒアリング力もたけているものだと判断されるわけなので、高い会話能力は当然面接でも強い効果を働きます。
だからといって、会話力がなかったからといって不合格というものでもなく、TOEICで高い点数を保持しているということは、それだけ文書読解、ヒアリング、文書作成能力は長けていると判断するに十分な素材といってよいでしょう。
TOEIC以外にも派遣社員として選ばれるための有利な資格はまだまだあります。
続いては、自身がもしも経理や財務、会計などといった職種に関心を抱いている際に有効な資格をご紹介したいと思います。
すなわち「簿記」の資格です。
もしも自身が経理、財務、会計などに関連した職につきたい場合には、できれば簿記2級は持っておきたいものです。
2級は特に経理の基本中の基本です。
企業において、経理のない企業などはほぼないといってもよいでしょう。
つまりその需要もとても高く、実際経理は企業を経営していくうえでの心臓部分でもあるといっても過言ではありません。
この経理という職種でエキスパートとなれば、その企業においてはなくてはならない存在となれるはずです。
そのため、経理職に派遣社員として就職した方が、実際その企業の正社員として数年後に雇用されるというケースが非常に多いのも事実なのです。
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